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2024.2.13
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【開催案内】デジタル・アイデンティティ研究会シンポジウム「ビジネスとアイデンティティ」(2024/03/07開催)

 サイバー空間では、商取引における主体の同一性も、セキュリティや認証の技術的な実装を通じて担保されている。もっとも、とりわけ消費者の判断は、そのような技術的な裏付けとは別に、視覚や聴覚等の知覚に依存する側面も否定しがたい。さらには、情報財を機械的に生成する技術が爆発的に普及したことで、創作の効用に伴う利益の帰属についても議論が生じている。
 本シンポジウムでは、これらの論点を含め、ビジネスとアイデンティティの関係を多面的に考察する。

(1) デジタルリアリティとアイデンティティ(13時05分〜14時20分)
 ゲスト講演:金岡晃(東邦大学教授)
 主査:蔦大輔(弁護士・慶應義塾大学特任准教授)

(2) 発明における価値の生成とアイデンティティ(14時30分〜15時45分)
 主査:橘雄介(福岡工業大学准教授)

(3) アバターにおけるアイデンティティの利用に対する法的保護(16時〜17時30分)
 招待講演:Jonathan Griffiths(ロンドン大学クイーン・メアリー校教授)【同時通訳あり】
 主査:末宗達行(金城学院大学准教授)

(招待講演概要)
 イギリス法においては、肖像権(image right)やパブリシティ権(publicity right)が判例法によって承認されておらず、パッシングオフ(詐称通用)と呼ばれる不法行為によって一部、パブリシティの保護を図っている。本研究会では、イギリス法のパッシング・オフによる人格的要素の保護についても研究されているJonathan Griffiths教授をお招きし、個人のアイデンティティのアバターとしての利用に対する保護、あるいはアバター自体の保護に関して、ご講演いただく。

司会:斉藤邦史(慶應義塾大学准教授)
この研究会は、JSTムーンショット型研究開発事業JPMJMS2215の支援を受けています。

開催日時:2024年3月7日(木)13:00~17:40
会場 :慶應義塾大学三田キャンパス北館1階ホール
定員 :150名(会場参加)+300名(ウェビナー参加)
対象 :どなたでもご参加いただけます。
同時配信:Zoomウェビナー
言語 :日本語・英語(一部同時通訳あり)
主催 :慶應義塾大学サイバーフィジカル・サステナビリティ・センター
    (後援:情報ネットワーク法学会)
参加費 :無料
事前登録:下記リンクからから必ず事前登録を行ってください。
     (会場参加登録はこちらから)
      https://forms.gle/2FSPMJAQGAoPJ4qk9

     (ウェビナー参加登録はこちらから)
      https://keio-univ.zoom.us/webinar/register/WN_32sswCr5Qn-_Gp7GtB6CjA
問い合わせ先:デジタル・アイデンティティ研究会
窓口担当者名:斉藤邦史研究室
メールアドレス:saito-group@keio.jp